2011年8月3日水曜日

知域を創る市民大学「センダイ自由大学」

Posted by 「知域を創る広告会社」 株式会社創童舎 メッセージプロデューサー 野原昌之

藩政時代には「養賢堂」という藩の学問所が生まれた杜の都・仙台は、古くから学問が盛んな土地柄でした。高い教育水準を誇り、仙台藩からは、林子平、大槻玄沢、高野長英などの要人も輩出されています。

また緑と四季の彩りに満ちた街並みからは、詩人や作家も多く生まれています。「荒城の月」の作詞者である仙台出身の土井晩翠が晩年を過ごした旧邸・晩翠草堂があったり、中国の文豪の在仙時代の面影を偲ぶ魯迅の下宿があったり。島崎藤村も杜の都のみずみずしい感性にインスピレーションを得て日本近代詩の金字塔「若菜集」を残しています。仙台は、「学」と「知」と「文化」が息づく、まさに「学都」と呼ばれるに相応しい街です。

この学都・仙台の地には、市民が自由に参加できる市民大学「センダイ自由大学」があります。
地元&生活者発想キャンパスということで、様々な暮らしに根付いた「知」を得る場づくりを行っています。
例えば新しい宮城のお酒の飲み方を考える日本酒の講座、仕事帰りに気楽に体験できる落語の講座、海外で活躍されている方に新しい「知」をお聞きする国際人カフェなど多彩な市民講座を展開しています。
「学ぶ・つくる・つなぐ・育む」をテーマに、市民の皆さんの「あったらいいな」を授業にしながら、参加する人はもちろん、企業も自治体も学びながらステージアップしていくことを目指しています。

新しいネットワークづくりにも力を入れていて、「東京センダイ自由大学」を開催し、「手みやげ講座」など地元仙台の魅力を楽しみながら学んでもらおうという取り組みも始めています。

カフェであったり、横丁であったり、街のあらゆる場所がキャンパスになる「センダイ自由大学」。その活動のベースとなるのは、「芭蕉の辻」の近くのソノベビルの地下教室。仙台城下の町割の中心地だった場所であり、東西南北へ広がる道の交差する基点だった「芭蕉の辻」から、新しい街の可能性が広がっています。




赤:過去にセンダイ自由大学が開講された場所
紫:本文に登場する場所
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