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今回は、関口幸希子様に仙台の横丁代表格「壱弐参(いろは)横丁」てついてご寄稿頂きました。
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青葉通りと南町通りをつなぐアーケード「サンモール一番町」からひょいと横道へ。壱弐参(いろは)横丁の愛称で呼ばれる2本の通りには、100店ほどがひしめきあうように軒を連ねています。仙台にいくつかある横丁の中ではエリアが広く、中には焼き鳥屋さんに韓国料理、イタリアンに居酒屋あり、バーあり、カフェもあり。洋服や雑貨のお店も数多くバラエティー豊か。年代問わず楽しめる、新旧入り混じったごちゃまぜ感が何とも魅力です。
通りに屋根があるため、昼間でも薄暗いのですが、それがまた路地裏に迷い込んだワクワク感を誘います。最近は、レトロブームもあって、仙台を舞台にした伊坂幸太郎さん原作の映画のロケ地にもなるなど、注目を集めました。
戦後の焼け野原で自然と立ち始めた市場が、1946(昭和21)年、「仙台中央公設市場」として開設したのが始まり。「ここに来れば何でも揃う」といわれ、物資の乏しかった町と暮らしの復興を支えました。
今回の震災でも、ライフラインが復旧せずに多くの店が休む中、いろは横丁の飲食店は直後から半数近くが店を開けました。お惣菜を安く売ったり、近くの避難所におにぎりやトン汁の炊き出しをする店もありました。「できる店は、少しでもお客さんの役に立つよう店を開けるようお願いしました。互いに米を融通しあうなどお店同士で協力しあってね。ここはみんなたくましいわよ」(中央市場商業協同組合理事長の荒井美和子さん)。水の出ない間、昨秋に大学生のデザインで生まれ変わった手押しポンプのある井戸が多くの人を助けました。
さて、飲食店は、カウンター中心の店が多いので、少々入りにくいかもしれません。
でも隣の人と肩がふれるような狭い店内では、初めての人も気が付けばみんなの笑いの輪の中…なんてこともしばしばです。料金もリーズナブルなお店が多いせいか、毎日通う常連さんも多くや横丁の店をはしごするお客さんもよく見かけます。
気軽にふらりと立ち寄り、ちょっとした会話やふれあいを楽しめるのが人をひきつけているのかもしれません。通りを歩くと、そこここから今日も笑い声が響いてきます。
仙台は「緑のきれいな整った街」というイメージだとよく聞きますが、それだけではありません。一歩踏み込めば、昭和の香り漂う横丁のようなディープな場所がある。街の懐の深さと人情を感じられると思います。
より大きな地図で 仙台の横丁代表格「壱弐参(いろは)横丁」 を表示
旅行者です。
返信削除7日に寄りました。
ちょうどカラオケ大会の真っ最中でした。
とてもフレンドリーで楽しい時間を過ごしました。
とても素敵な横丁で大好きになりました。